2024年9月23日に公表された、Cato Cloudのアップデート情報に関して、弊社フーバー・クロステクノロジーズのエンジニアが、日本語で補足を加えながら解説します。
Cato Cloudのアップデートは毎週実施されており、アップデートが頻繁にされる製品ですので、ぜひ本ブログで最新情報をチェックしてください。
Azure vSocketのスループットが2Gbpsに改善
AzureのvSocketのスループットが2Gbpsに改善しました。この改善が適用されるためには、以下の要件を満たしている必要があります。
Azure 高速ネットワークが有効
インスタンスタイプがStandard_D8ls_v5
vSocketのバージョンが v21.0.18517 以上(手動アップデートが必要)
iOS用のCato Client 最新バージョン v5.4について
iOS用のクライアントソフトのバージョン5.4のテストアプリが利用可能になりました。以下のURLからテストアプリをダウンロードできます。
9月30日から、App Storeで配信されます。この最新バージョンでは、以下の変更が追加されています。
ラストマイル接続のIPv6をサポート:IPv6とIPv6の両方の接続がサポートされるようになります。
CASBおよびDLPのユーザー通知:CASBおよびDLPでブロックイベントがあった場合、該当のユーザーに通知されるようになります。
バグの修正と安定性の向上
EPPエージェントの最新バージョン v1.1.7 について
2024年9月22日から、EPPエージェントの最新バージョン v1.1.7が展開されます。この最新バージョンには、以下の変更が追加されています。
新しいバージョンにアップデートする際のエージェント検証機能の改善
ベストプラクティス機能で、項目の追加
リモートユーザーに対して、新しいベストプラクティスの評価項目が追加されました。新たに追加された評価項目は以下のとおりです。
インターネットリカバリはすべてのAlways-ONユーザーに対して有効になっている
すべての署名証明書が有効になっている。
Always-ONポリシーの強化
Always-ONポリシーの利用時に、Cato Cloudへの接続が一時的に利用できなくなった場合(リカバリモード)、リモートユーザーはインターネットに直接アクセスできるようになります。リカバリモードの間、Cato ClientはCato Cloudへ再接続を継続的に施行します。
イベントフィールドのAPIエクスポート
以下のイベントフィールドが、APIを使用してエクスポートできるようになります。
network_rule、congestion_algorithm、tcp_acceleration、tls_inspection、public_ip、egress_site_name、egress_pop_name、qos_priority
アイルラインドに、Cloud Interconntect用の新たなPoP
アイルランドのダブリンに、Cato Interconntect用の新しいPoPが追加されました。
CMAのDLPページを使いやすく
CMAのDLPページが、より使いやすくなるように再設計されました。ユーザーフレンドリーなUIにより、より直感的に設定ができるようになります。既存のDLPプロファイルには影響はありません。
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