【アップデート】Cato Cloudのアップデート情報を解説!(2025年6月16日版)
- jalee736
- 6月16日
- 読了時間: 3分

2025年6月16日に公表された、Cato Cloudのアップデート情報に関して、弊社フーバー・クロステクノロジーズのエンジニアが、日本語で補足を加えながら解説します。
Cato Cloudのアップデートは毎週実施されており、アップデートが頻繁にされる製品ですので、ぜひ本ブログで最新情報をチェックしてください。
本アップデートは、すぐに変更されないものも含まれていることにご注意ください。
今回のアップデートの概要
今回は以下のアップデートが実施予定です。
新機能と機能強化
PoPアナウンス
ナレッジベースアップデート
新機能と機能強化
スプリットトンネルポリシーを大規模に管理するための管理者エクスペリエンスを強化
スプリットトンネルポリシーの管理を下記の機能で改善しました。
複数の管理者が並行してポリシーを修正する機能。
多くのルールを持つポリシーに対して、より高速で応答性の高いページ。
パブリック API サポートは近日中に利用可能になる予定。
デバイス・インベントリの追加データ
デバイス・インベントリページに詳細なドリルダウン・ビューが追加され、デバイスのアクティビティをより深く可視化できるようになったため、使用状況の監視、問題のトラブルシューティング、セキュリティの強化に役立ちます。新しいドリルダウンには下記の内容が含まれます。
各デバイスが相互作用するアプリケーションとドメイン。
デバイスごとの詳細な接続性に関する洞察。
詳細については、こちらの動画をご参照ください。
MCPサーバーがGitHubで利用可能に
新しいMCP(モデル・コンテキスト・プロトコル)サーバが実装されました。このサーバを使えば、コーディング不要で、「現在、どのサイトがデグレード状態になっているか」などの質問を自然言語を使ってアカウントとやり取りすることができます。ITとセキュリティ・プロセスにAIを統合するスマートな方法として、CatoのMCPサーバーを使用する方法については、こちらのブログ記事をご覧ください。
これはMCPサーバーのオープンソース実装とDockerイメージで、現在GitHubで公開されています。MCPサーバーはentityLookupとaccountSnapshot APIを使用しています。
詳細については、こちらの動画をご参照ください。
PoPアナウンス
アルゼンチン、ブエノスアイレス:ブエノスアイレスでまもなく、IP範囲199.27.41.0/24の新しいCato PoPが利用可能になります。
以下のPoPロケーションで新しい範囲が利用可能です:
イタリア、ミラノ:159.117.227.0/24
スイス、チューリッヒ:159.117.226.0/24
ナレッジベースアップデート
既存のユーザーとグループのプロビジョニングをLDAPからSCIMに移行するための明確な経路を管理者に提供する新しい記事が追加されました。
注意
本アップデートは、公表されてから2週間かけて、世界中のCato PoP・CMA(管理画面)に徐々に展開されていきます。詳細については、こちらの記事を参照してください。
予定されているメンテナンススケジュールの詳細については、Cato Statusページを参照してください。