【アップデート】Cato Cloudのアップデート情報を解説!(2025年8月25日版)
- jalee736
- 8月26日
- 読了時間: 4分

2025年8月25日に公表された、Cato Cloudのアップデート情報に関して、弊社フーバー・クロステクノロジーズのエンジニアが、日本語で補足を加えながら解説します。
Cato Cloudのアップデートは毎週実施されており、アップデートが頻繁にされる製品ですので、ぜひ本ブログで最新情報をチェックしてください。
本アップデートは、すぐに変更されないものも含まれていることにご注意ください。
今回のアップデートの概要
今回は以下のアップデートが実施予定です。
新機能と機能強化
PoPアナウンス
新機能と機能強化
クライアント接続ポリシーのスケール拡大に対し強化された管理者体験
クライアント接続ポリシー全体において、複雑なルールベースを高速かつ柔軟に、より高度な制御で管理できます。強化された機能には以下の内容が含まれます。
並列編集:複数の管理者が同時にポリシーを編集しても衝突が発生しません。
パフォーマンスの向上:ポリシーページがより応答性が高く、特にルール数が多くてもスムーズに動作できます。
GraphQL API サポート:「ClientConnectivityAddRule」 API を使用してクライアント接続ポリシーを管理できます。
IPsecおよびクラウド接続用のBGPインバウンドルートフィルター
IPsec およびクラウド接続サイトでは、現在、インバウントルートフィルターがサポートされており、BGPルートの受け入れまたは拒否に関する詳細な制御とスケーラビリティの向上が実現されています。
CIDRリスト、またはBGPコミュニティを使用して、フィルタリングするルートを決定できます。
以前この機能は Socketサイトでのみ利用可能でした。
詳細については、こちらの動画をご参照ください。
macOSクライアント新バージョン(v5.10)のリリース
2025年8月24日週より、macOSクライアントのバージョンの新バージョン(5.10)を順次提供開始いたします。このバージョンには以下の機能が含まれています。
DEMの機能強化:エクスペリエンス監視ページに以下の改善点を追加
リモートユーザーとオフィスユーザーのタブには、以下の新しいデータ列が追加されました。
デバイス名:同じユーザーが複数のデバイスで利用する活動を監視できます。
メールアドレス:同じ名前を持つ異なるユーザーを区別するために、各ユーザーのメールアドレスが表示されます。
データの詳細度を向上させるため、従来は5分間隔で報告されていたメトリクスが、現在では1分間隔でデータを提供しています。
Wi-Fi、CPU、およびLANゲートウェイのメトリクスに適用されます。
新しいPoPロケーションAPIクエリ
[PoPLocationList]クエリは、Cato Cloud内のすべてのPoPロケーションのリストを、名前や国などの詳細情報と共に取得します。例えば、このAPIを使用してネットワークルール(トラフィックルーティングなど)を設定したり、ソケットが優先するPoPロケーションを使用するように設定したりできます。
CMAユーザーページ機能強化
ユーザーディレクトリタブに、認証状態を示す新しい列が追加されました。これにより、ユーザーが認証設定を正常に完了したかどうかを確認できます。
PoPアナウンス
近日中に以下の地域で新しいCato PoPsが利用可能になります。
ブラジル、フォルタレザ
イタリア、ローマ
注意
本アップデートは、公表されてから2週間かけて、世界中のCato PoP・CMA(管理画面)に徐々に展開されていきます。詳細については、こちらの記事を参照してください。
予定されているメンテナンススケジュールの詳細については、Cato Statusページを参照してください。