2024年9月9日に公表された、Cato Cloudのアップデート情報に関して、弊社フーバー・クロステクノロジーズのエンジニアが、日本語で補足を加えながら解説します。
Cato Cloudのアップデートは毎週実施されており、アップデートが頻繁にされる製品ですので、ぜひ本ブログで最新情報をチェックしてください。
今回のアップデートの概要
今回は以下のアップデートが実施予定です。
(本アップデートは、公表されてから2週間かけて、世界中のCato PoP・CMA(管理画面)に徐々に展開されていきます。すぐに変更があるわけではないことにご注意ください。)
WANファイアウォールの改善
クラウドインターコネクト専用の新たなPoPの追加
CMAの強化
LANファイアウォール
IPSシグネチャ、アプリカタログ、TLSインスペクション、デバイスインベントリの強化・追加
次のセクション以降で、これらのアップデートについてそれぞれ解説いたします。
WANファイアウォールの管理における改善
WANファイアウォールに以下のような機能が追加され、強化されます。
WANファイアウォールのルールを管理するためのAPIをサポート
複数の管理者で同時にポリシー変更が可能に
WANファイアウォールの設定画面の応答速度を向上
新たなWANファイアウォールの詳細な説明については、公式ドキュメントをご覧ください。
クラウドインターコネクト専用の新しいPoP
シンガポールと東京に、クラウドインターコネクトのための新たなPoPが建てられました。これにより、アジア圏での接続性が強化されます。
CMAの強化
署名証明書の管理の改善
今までは、アカウントから署名証明書を無効化するためには、削除する必要がありました。今回のアップデートにより、削除せずに無効化/再有効化の切り替えが可能になりました。
既知のホストとルーティングテーブルをCSVにエクスポートできるように
監視やトラブルシューティングを支援するために、既知のホストやルーティングテーブルのデータを、CSVファイルにエクスポートできるようになりました。
ローカルルーティングルールから、LANファイアウォールへと自動移行
2024年10月20日から、ローカルルーティングルールを使用しているすべてのサイトは、LANファイアウォールポリシーに自動的にアップグレードされます。LANファイアウォールは、ローカルトラフィックとセグメンテーションが必要なソケットサイト向けに提供され、セキュリティの管理がしやすくなります。
このアップグレードは、手動で行うことも可能です。このアップグレードによるダウンタイムはありません。
IPSシグネチャの強化・追加
IPSシグネチャがアップデートされました。詳細な情報は、公式アップデート記事をご覧ください。
アプリカタログの追加
90以上の新しいクラウドアプリが、アプリカタログに追加されました。詳細な情報は、公式アップデート記事をご覧ください。
TLSインスペクションのデフォルトのバイパスにCursor AIが追加
TLSインスペクションにおいて、デフォルトでバイパスをするアプリケーションに、Cursor AIが追加されました。
デバイスインベントリの強化・追加
Cato Cloudで検出できるIoTデバイスが収録されたデバイスインベントリがアップデートされました。詳細な情報は、公式アップデート記事をご覧ください。
注意
本アップデートは、公表されてから2週間かけて、世界中のCato PoP・CMA(管理画面)に徐々に展開されていきます。すぐに変更があるわけではないことにご注意ください。
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